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概要
9 12 成田〜
13 〜ロス〜マイアミ泊
14 マイアミ〜キト泊
15 キト市内観光〜ガラパゴス
16 エスパニョラ島
17 フロレアナ島〜サンタクルズ島
18 サンクリストバル島
19 ヘノベザ島
20 バルトロメ島〜サンチャゴ島
21 サンタフェ島〜サンタクルズ島
22 ガラパゴス〜グアヤキル泊
23 グアヤキル〜マイアミ泊
24 マイアミ〜シアトル〜成田
青のところがガラパゴスクルーズ(地図上の数字をはこの日程、すべてコリンチャン号泊)

 成田〜ロス〜マイアミ〜キト。マダガスカルで一緒だった”松”と会ってしまった。彼はロスで一泊した後コスタリカへ向かうとのこと。ロスでは3時間ほどでマイアミ行きに乗る。国内線で4時間半、アメリカはでかい。マイアミで一泊した後、午後の便でキトへ。右はマイアミ〜キトのサエタ航空。席は広いし、食器は陶器で、ベスト・エコノミー。

キト市内

 キトはエクアドルの首都で15世紀頃からの歴史もある町。向こう3軒両隣が教会かと思うほど教会が多い。と言う訳で3枚目の教会が何と言う名だったか忘れた。右は散策途中の街の風景。
 パネシージョの丘にあるキトの聖母。この丘は街から100mくらい高くなっていて、市街が一望できる。ここからは手前に旧市街、遠くにビルも立ち並んだ新市街が見えた。
 赤道記念塔は市内から30分ほどかかる。塔の上から撮影した広場。さながらテーマパークであり、敷地内には闘牛場もあった。それにおきまりの赤道またぎ記念撮影。

サンクリストバル島

 サンクリストバル空港ゲート前。国内線なのに、ガラパゴスの入園手続きとかで、国際線並みに手続きがかかる。この島はコリンチャン号の基地になっており、ここから3泊(南まわりツアー)と4泊(北まわりツアー)がある。その都度、客の入替があるので、この島に寄る。ちなみにフルクルーズ(7泊)をするのは遠い国からやってきた日本人などであり、南まわりを終えて、船に残ったのは我々だけだった。右はイスラ(島)ロボス(あしか)、つまり”あしか島”。出航して避難訓練などいているうちに着いてしまう長さ200mくらいのサンクリストバル島とはくっついていないという程度の島。これからの観光の訓練のような感じ。
 いきなりアオアシ(カツオドリ)が出てきて、しかも偉そうにしているのでうれしくなった。
 ロベリア。(たぶん”あしか海岸”)サンクリストバル島内にありバスで移動する数少ないところ。日程的には4日目と8日目の乗客の入替に伴う観光地のようなもの。
 市内からはバスで15分ほど、そこから歩いて、また15分ほどで海岸に着く。1m級の海イグアナがいるとのことだったが、最初はイグアナそのものもちょっとしか見えず、いても小さいのばかりだった。
 最初の写真だけが4日目のもので、他はは8日目(最終日)。8日目には1m級のイグアナがいた。大きいというほどではないが、他の島ではこの半分くらいだ。

エスパニョーラ島

 エスパニョーラ島は小さい島だが、上陸が2回ある。まずはガーデンベイ。海水浴場のようなところで、一帯をアシカが占領している。海岸をブラブラしたあと、シュノーケリングタイム。1〜2時間のハイキング+1時間くらいの海水浴が午前午後の2回。これが毎日のスケジュールである。
 午後の部、プンタアレナス。毎日のアクティビティの前に説明があり、ここはドライランディング(桟橋有り)のはずが、潮加減で桟橋横付けができないのでウエット(桟橋なし上陸)になった。靴を持っているのは、急に変更になったためにキチンと履いていたハイキングシューズをぬいたためである。右は上陸直後に現れた海イグアナ。これが最初のご対面となったために、この1匹が注目を集めた。
 そこからしばらくは、このような道を歩く。卵などをつぶす恐れがあるとかで、このトレイルを外れて歩いてはいけないことになっている。続いてマスクブービー、赤目カモメ、アホウドリ。鳥が多い。アオアシは歩くのを邪魔しているかと思うほど間近に見られるが、他の鳥は、それほど近くにはいない。近くで見られるかどうかは、先方のご機嫌次第と言うことになる。
 しばらく歩いて着いた所がビューポイント。断崖になっている。ここではアホウドリの離陸シーンを見るのに、しばらく待っていたが、10分ほど待って見た離陸は、羽を広げただけで浮き上がるようなあっけないものだった。この後、船に戻って、ティータイム、シャワー&洗濯、夕食、ブリーフィング、寝てる間に移動となる。

フロレアナ島

 午前はフロレアナ島。ガラパゴス諸島は、それぞれに特徴があり、緑豊かな島もあれば、禿げ山の島もある。ここはちょうど中間くらいで禿げ山のようで多少緑がある。2こぶのひょうたん型で写真は大きい方のこぶ。きれいな禿げ山みたいだが、スカレシアがちょこちょこと生えている。手前に見えるのは海ではなく池。ここはフラミンゴで有名な池なのだが、残念ながら、遠くて写真はない。代わりに池の近くにいたのがガラパゴスオオアオサギ。
 上陸後ひょうたん型のくぼみのところを進んで約1km、反対側に出るとビーチになっており、しばらくガイドの説明を聞いた後、客全員で記念撮影。それにガイドのウイリアムと3人で記念撮影。今回のクルーズは全て彼が面倒をみてくれた。ここもスノーケリングで締めくくる。この後、3時間のクルーズでガラパゴス最大の町、サンタクルズに上陸するのだが、この3時間の間に、イルカがちょっと遊びに来た。

サンタクルズ島

 午後のサンタクルズで、まずはハイランド地区。最大の街プエルトアヨラから飛行場のあるバルトラ島まで道があるが、山越えになり、途中に道の両側に直径200mくらいの火口跡がある。深さは100mくらい。このときは雨で寒かったが、気流、海流の関係だろうか、立木も苔むしていて雨の多いことが分かる。火口の際にいたガラパゴスベニタイランチョウと言う名の鳥、きれいな赤である。
 山を降りて街寄りのところにある溶岩穴。中をちょっとだけ散歩。その時お世話になったバス。我々3人に日本人女性が一人の4人のツアーになった。アメリカ人の老夫婦とこの女性の3人が本日でフルクルーズが終わりになるので、老夫婦はお土産を仕入れにいったようだ。ちなみに、フルクルーズをしたのは、その3人だけで、フルクルーズに残るのは、我々3人だけ。

コリンチャン号

 7泊8日のガラパゴスクルーズ全部の宿、コリンチャン号。大手旅行社ではほとんどフルクルーズは扱っておらず、中小でも60〜70万とかが相場な中で、今は廃業してしまった某社で、格安でセットできたのが、この船だった。900tで、25部屋、乗客定員50名だろうか。最初のクルーズで40人、後の方は30人くらいだったような気がする。大き過ぎず、小さ過ぎずと言うところ。ジャグジーもあるが、毎日2回のスノーケリングがあるので、風呂に入りたいとは思わなかった。それに上陸の都度お世話になるボート。サンタクルス島でさえ、コリンチャンクラスの接岸できる桟橋はない。
 S,A,B,Cクラスの中のAクラスの部屋。ただし、ベッドの脇はすぐ壁なので印象より多少粗末に感じた。我々はBクラスだったので、もっと落ちる。なぜか写真がない。それに廊下。
 ロビーの様子。船内の広い場所と言うと、こことレストランだけ。ロビーには常にお湯があり、コーヒー紅茶は勝手に飲む。アクティビティの後にはお菓子が用意されていた。ブリーフィングやビデオの上映もここになる。右はレストラン。朝昼はビュフェだが、夕食はサービスされる。食事は全体として、かなり立派で、うまい。揺れのせいでベッドから出られず、食事どころではないことが1回あった。その時、我が女性達はキチンと食事をしてきたが、10人もいなかったそうだ。
 右は6日目の晩に行われたショータイム。ガイドが王様、コック達が家来。我々は町民クラスで王様の命令でアシカの真似をしたりする。その後盆踊り状態になった。このアトラクションは7泊すれば必ずやるかと言うと、そうでもないらしい。それと、後半に入ってきた4人を合わせた日本人7人の記念撮影。30人のうちの7人だからかなり大勢力である。

ヘノベサ島

 今回の訪問地で唯一の北半球で北緯0度20分くらい。火口の縁が割れたようなきれいな円形の湾があり、午前は左側、午後は右側に向かう。ビーチ的な海岸はほとんどなく、すぐに写真のような岩地帯になる。グンカンドリの巣があった。子供を抱えている。それにアカアシカツオドリ。アオアシが地面にいるのに対し、こちらは木の上にいる。アオアシに劣らず、面白い足をしている。ただ、こちらの方が偉そうに見えないのは気のせいだろうか。ここでもアシカが遊んでいたが、アシカはだいたい毎日見ているので写真はない。右はササゴイ。ガラパゴスササゴイとかヨウガンササゴイとか言うらしいが、ガラパゴスとヨウガンは何にでも付いている感じ。
 少し登りのハイキングをする。途中にあったサボテンは背も低いし、棘もない。ゾウガメもリクイグアナもいなかったということだろうか。さらに登っていくと、やがて崖っぷちになる。
 午後、ここでは上陸する前にボートからの見学がある。ほとんどが鳥や鳥の巣で、写真はネッタイチョウ。やけに長い尻尾に特徴がある。10〜20分の見学の後、最後の写真の切り立った崖を20mほどだが登る。登ってしまえば、いたって穏やかな地形で、のんびり散歩ができる。
 グンカンドリやネッタイチョウが気流のせいか、我々の上空近くで止まっており、しばらく眺めていた。ガラパゴスフクロウの巣があって、待っていたが、とうとう現れず仕舞だった。滅多に見られないとのこと。右は直径が5cmくらいのヨウガンサボテン。
 この晩の船がもっとも揺れた。夕食に行けた元気者は、我が女性陣の他は数名。私もベッドから起き上がれなかった。次の日、新参日本人が「毎晩こんなですか」と青ざめていたので、一応「こんなのは初めて」と言っておいた。

バルトロメ島

 アシカにとっては桟橋が快適な寝場所になっていて、これを刺激しないようにゆっくりゆっくりと上陸する。バルトロメ島は、ちょっと大きい江ノ島のようなもの、3枚目の写真の奥に見えるのはサンチャゴ島である。この島はほとんどが溶岩で、上陸して5分過ぎたあたりから写真のような木道を歩く、最後は階段梯子になるが、結構きつい登り、途中2箇所の展望台が、ちょうど良い休憩場所になっている。
 動物ほとんどいない。溶岩を含め景色を見るための島になっている。茶色の山とブルーの海、サンチャゴ島がドーンと広がっていて、なかなかいい。山を降りてスノーケリングとなるが、こっちではアシカが遊びに来るし、ガラパゴスペンギンが通り過ぎる。陸に近い側には5cmくらいの小魚の群れをなしているが、それを見ていると、急に小魚が散らばり、ペンギンが通り過ぎる。30cmくらいのペンギンには5cmくらいの小魚がいい餌のようだ。やっと撮った1枚。サンチャゴ島はすぐ隣だが、上陸地点は約30km先、昼食を挟んで、午後のコースになる。

サンチャゴ島

 プエルトエガスと言う昔製塩工場のあったところに上陸する。工場跡地のコンクリートやサッカー場のようなものがあった。現地人だろうか2〜3人がサッカーをやっていた。かなり大きな島で、最初の写真のようになだらかな山を持った島だが、溶岩の流れた跡が黒く染まっている。それに海岸近くに出たところ。
 しばらく歩くと溶岩地形の海岸になる。あちこちに穴ぼこが開いていて容易に近づけない分、海イグアナがのんびり甲羅干しをしている。100頭くらいはいただろうか、さほどに大きいのはいないが、折り重なっているので壮観である。それにアシカの親子。
 この日の夜。夕食後に例のイベントがあった。非常サイレンで始まって、王様、女王様が出てきて、スペイン語は分からないが、とにかく遊びであることは分かった。この北周りクルーズではフランス組が抜けた後、現地人らしい集団が入ってきた。親戚、友達関係だろうか。女王様は、その現地組の一人だった。

サンタフェ島

 サンタフェ島はサンタクルス島から20kmくらいのところにある7km×3kmくらいの小さい島。小さいが、陸イグアナがいる。上陸してまもなくに出てきたイグアナ。海イグアナとはまるで違う。一番違うのは色だが、大きいし、ちょっと太っている。顔の様子も少し柔らかい。このイグアナはサンタフェリクイグアナの名前を持っている。この小さい島にしかいない。その陸イグアナがサボテンを食べるし、今は絶滅したゾウガメのせいか、ウチワサボテンが高く、硬くなっている。
 フィンチの写真だが、裏に写っているのは松ではなくサボテンの幹。そのサボテン地帯を抜けてしまうと、全体としては、極めて普通の森の様相をしている。空高く点になった鳥をガラパゴスノスリだと説明されたが、よく見えないし、写真も撮れない。上陸地点近くの海岸の様子。ここでもアシカは多く、子供が泣いていたので、ちょっと近づいてみた。最後はヨウガントカゲ。

ダーウィン研究所

 ガラパゴス諸島全体としては、いろいろな動物がたくさんいて、しかも、それらが間近に見られて、たいへん満足であるのだが、唯一問題点を上げれば、そのガラパゴス(陸ガメ)が自然のものは1頭たりとも見られなかったことである。乱獲や外来種により最盛期の5%くらいまで数を減らしているらしいが、それでも1頭くらいは見たかった。ダーウィン研究所では、5cmくらいのから1mを越えるようなものまでたくさんいる。左はロンサムジョージの広大な敷地を撮影したものだが、これは繁殖用に入っているメスで彼ではないようだ。右はもちろん違う、ただのゾウガメ。
 ここでは近くでたくさんのゾウガメが見られるが、余計にむなしい。この後、サンタクルスでちょっと市内観光になるが、30分ほどの時間なのでお土産を買う十分な時間ではない。わざわざ郵便局まで行って出した絵葉書は結局1通も届かなかった。 

帰路

 サンクリストバル空港の待合室。ここから1時間ちょっとでグアヤキル。そこで1泊。次の日のサエタの前で記念撮影。
 マイアミでちょっと散歩とホテルレストランでの夕食。アメリカは、やたらと量が多い。2人分で十分3人前ある。さらにロスを経由して成田となるのだから、ガラパゴスは遠い。でも大成功〜。
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