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ギアナ高地 1999.11

1000mの滝は途中から霧になって・・・遠かった。


概要
11 19 成田〜アトランタ〜NHL観戦
20 アトランタ〜カラカス
21 カラカス〜ラスクラリタス
22 グランサバンナ〜サンタエレナ
23 ハスベの谷〜ブラジル国境〜カナイマ
24 クルーズ〜カナイマ
25 カナイマ〜プエルトオルダス〜カラカス
26 カラカス市内〜アトランタ
27 アトランタ〜
28  〜成田

成田〜アトランタ〜NHL観戦
 成田出発18時。アトランタ到着16時の予定で、飛行機そのものは順調に到着したのだが、アトランタは世界有数の巨大空港。おじさんが1人行方不明になった。空港の手続きに1時間ほど、迷子探しに1時間ほどかかってホテルに着いたのが18時過ぎ、すると、そのおじさん、先に到着していて「いや大丈夫ですよ」とか。NHLの1ピリを逃してしまった。
 なにせカラカス行きは明日の夕方、こういうところが南米のつさらである。明日は昼まで寝ていることにして、NHLを見に行った。一人70ドルもしたが、かなり良い席で、1万5千人ほどの客席がほぼ満員だった。休憩時間にピザなど食べたが、こういうところのメシは高い割にうまくない。
  アトランタ空港のすぐ近くの空港用のホテル、ホリディイン。それに同じくデルタ航空のカラカス行きの機内食。
 16時出発で、21時カラカス(時差1時間)なんやかんやでホテルに着いたのが夜11時。 カラカス・ヒルトン。アトランタ1泊、カラカス1泊して、まだ目的地ではない。乗り継ぎが悪いと言えばそれまでだが、ギアナ高地は遠い。

カラカス〜プエルトオルダス〜ラスクラリタス
 カラカスヒルトンの玄関前とカラカス空港。このおじさんは50歳で50カ国を済ませ、75歳で75カ国を推進中の経営コンサルタント。話うまいが説教くさい。
 カラカスから約1時間、プエルトオルダスの飛行場。
 飛行場前。ここからジープ、バンに分乗してラスクラリタスへ向かう。途中のレストラン。
 空港に13時頃出発して、途中に昼食や休憩を入れ、宿に着いたのが20時。それでも観光の起点に着いただけだから、かなり遠い。

ラスクラリタス〜グランサバンナ〜サンタエレナ
 アナコンダロッジと翌朝の周辺の風景。朝は車通りもほとんどなかったが、揚げパンの店が開いていたので1個食べた。近くにあった店も、村のなんでも屋さん的品揃えで、この町の小ささを感じた。それに、意味不明だが聖母マリアの岩という岩。この後、ただの平原になるので、一応写真ストップ。
 300万平方キロのただの平原標高1300mの平原の最高地点と、ビューポイントで写真ストップ。この3台の車で移動、TDの指示により、休憩の毎に車および乗車位置を変更。
 道路は舗装されているが、チナクの滝に向かう枝道は未舗装。1時間ほどでイボリボと言う村に着く。村とは言うものの集落は見えず、滝観光の船着場に家が数軒、家族でやってる感じだった。船着場からボートで30分、さらに10分ほど歩いてやっと落差200mのチナクの滝に着く。これが華厳の滝の倍の高さがあるとは、実際見ても実感がない。そういえば、ボートドライバーの一人は身体障害者だったが、元気に仕事していた。
 その村の子供たち、場慣れしていて、チェキ1枚をプレゼントしたら、一人づつ撮れと言い出したので聞こえないふりをした。それから1時間ほど先にあるカマメルー(双子滝)。ここは道路の傍にある。チナクの滝にかなり時間がかかってしまい、ハスベの谷は翌朝ということになる。サンタエレナの町に着いたころは真っ暗、雨だった。

サンタエレナ〜ハスベの谷〜ブラジル国境〜カナイマ
 ヤッコロッジのレストラン。このロッジはサンタエレナの郊外、山に作られており、レストラン往復は若干の運動になる。自家発電のため、電気製品は使用禁止だった。TDからビデオの充電もしないでと言われたが、部屋には電灯がついていたので、ひとつ消して充電開始。ポツポツと雨が降ってきて、ハスベの谷に着くころは、かなりの雨足。天気が悪いと赤い岩も映えない。
  ハスベの谷を出るあたりで雨も上がり、ブラジル国境まで行く。これより1kmくらい手前に税関ゲートのようなものがあるが、手続きは省略のようだ。それにダグラスDC−3、往年の名機で1万機以上が生産され、クラシック飛行機としてファンも多いようだが、ここでは現役である。インターネットに一部の国ではまだ現役で活躍中と、紹介されていたのが、これ”SERVIVENSA”だった。
 乗客は順番にパイロットの脇まで行き、開けた窓から写真が撮れる。ジェット機には、できない芸当である。
 カナイマ到着後、一休みしてからユルリーの滝とユリの滝の観光。ユルリーは地下水が出てくる滝で透明。多少暑いこともあったが現地ガイドが滝に飛び込み、もう一人の滝好き人間が入った後に続く、でも、その二人だけだった。ここ以外の水は、どんなに大量でも、しっかり茶色をしている。右はユリの滝。このあと近くの観光売店により、夕食でおわり。ちなみに、吉例ユーラシアのそうめんがこの晩に用意された。通常の夕食+そうめんなので、ちょっとだけの人もいたが、私はそうめんだけだった。

クルーズ〜エンジェルフォール〜カナイマ
 オトゥールベンサロッジ、レストランの脇にある喫茶コーナーから見たラグーン。ここでのんびりするのもいい。この日は、待望のエンジェルフォールへ向かう。ところが、出発時刻が8時。最初からエンジェルフォール真下には行けないタイミングだった。この時期に行けるかも知れないと期待する方が間違い。水量の問題と言っていたが、早朝の明るさも重要。さらに、どうしてもと言うなら、前日にオルキデアまで行かねばならない。ここはラグーン上のボート起点。
 途中にちょっとだけ急流もある。10分ほどだが川登りができず改造トラックでの迂回もある。が、2時間くらいクルーズのほとんどは静かでテプイが川面に写ったりする。
 途中の地元民の村に寄ったりする。これも途中にある透明な水のプール。ここで泳いだのも我々他数名。それに、オルキデア名物のチキン。ちょうど岩魚塩焼きコーナーと思えば良い。串刺しのチキンが火のまわりに人数分立ててあり、ジュージューとほどよく焼けあがっていた。旨い。
 昼食後、対岸まで行き、そこかから藪の中を10分ほどハイキング。ちょうどテプイをバックに見晴らしの良いところに出る。帰りのボートでスコールに会う。雨はほんの30分ほどだが、キャーキャー騒いで、全員がうつむき姿勢になって、でも、ご愛嬌というところ。写真はサポの滝。滝の裏側を抜けられるのだが、これが半端な量ではない。豪雨を通り越して、目をあけていられないくらいの状態。一瞬身の危険を感じる。半数ほどが途中棄権した。

カナイマ〜プエルトオルダス〜カラカ
 朝のラグーン。朝食後、出発までの時間でラグーン見学のボートツアーがある。右はホテルの部屋。
 再びDC−3に乗って、プエルトオルダスへ。来るときと同様にエンジェルフォールの見学ができるのだが、この日は他の乗客も多く、あまり時間がない。
 プエルトオルダスの空港の外と中、カウンター付近。
 ここまでは順調だったが、ここからカラカスまでが大変だった。飛行機が故障とかで乗ったり降りたり、結局6時間ほど待たされ、14時出発の予定が20時。当然、カラカス観光はできない。

カラカス市内〜アトランタ〜成田
 翌朝6時起きで1時間ほど簡単な市内観光を済ませる。
 カラカスの空港では、全員の荷物を開けて調べる。ベネズエラ政府の意向というより、米政府の意向。米系航空会社に義務付けられているらしいが、面倒だ。これに、1時間近く取られた。コバルトブルーは上空からでも十分きれいだ。
 ホテル前のKFC。ここでチキンとポテトを買って、本日おしまい。右は翌日の空港内シャトル。
 デルタ航空で成田へ、ひさしぶりに日本の新聞など読んでいるところ。おしまい。
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