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タンザニア 1998.4


概要
4 24 成田〜バンコク
25 バンコク〜アジスアベバ〜キリマンジャロ
26 アルーシャ〜タランギレ
27 サファリ〜マニアラ湖
28 マニアラ湖〜セレンゲティー
29 バルーンサファリ〜セレンゲティー
30 セレンゲティー〜ウゴロンゴロ
5 1 ウゴロンゴロ
2 ウゴロンゴロ〜アルーシャ
3 キリマンジャロ〜アジスアベバ〜
4 バンコク〜成田

 成田〜バンコクがノースウエスト、バンコク〜キリマンジャロがエチオピア航空。1枚目はバンコク〜ムンバイまでのガラガラ機内で寝ているところ。ところが、ムンバイ〜アジスアベバは満席状態。しかもいろんな人種がいろんな格好で乗っていた。ターバン、サリー、イスラム系のベールとかキリスト教系修道女らしいのとか。国際線の飛行機ではスーツからジーンズまで、かなり共通な格好を見てきたので、これはインパクトがあった。
 アジスアベバ空港での待ち時間。3時間くらい何の案内もなく飛行機が遅れたのだが、客の方も当たり前のように待っていた。手続きは特殊である。オンライン化されていないのだろうか、手仕事が多い。右はマウントメルーゲームロッジ。夜の到着だったので、起きたらダチョウやシマウマがいるのだから、「さすがアフリカ」と思ったら、部屋から外柵までが動物園だった。なぜアフリカに動物園があるのか、ちょっと不思議に思ったが、動物を見られるのは車に乗って公園を走れるお金持ち(観光客)で、普通のタンザニア人は、ライオンを見ることはないだろう。と説明。
 次の日タランギレに向かう途中のお店。ちょいと買い物をして、一緒に記念撮影をお願いすると、断られることはまずない。右はティンガティンガ(アフリカ原色系の絵)のお店。日本に来たことも有ると言うジャフリー氏の店で、1点が100〜200ドルとかなり高価。

タランギレ

 アルーシャから約100km、約2時間だが、途中で露天商とか、ティンガティンガなどを見て昼過ぎの到着になる。バオバブが多く、ほとんどが平坦な林という感じだが、木の濃いところ、薄いところ、小高い丘などがあり、全体を見渡すとゴルフ場みたいな感じがする。入口付近と夕焼け。
 本日の宿、タランギレサファリロッジ。ずっと林の中を通って来て、見えないように作っているのかも知れないが、いきなり宿になる。前後がチャックのテントで、裏チャックを開いてトイレ、シャワーがある。右はテント前から撮ったもので、こんな景色が広がっている。
 木々が濃い訳でもなく、草原でもない。川があって、程よい景色の中もジープで分け入ってしまうと、結構、見通しは良くない。ということで、動物達はいきなり出てくる。出てくるというより、出会ってしまうと言った方が良いか。ドライバートムが動物の居所を良く押さえているのかも知れない。
 象は10mくらいの距離まで近づいたが、気が立っていて怖い。あののっそりした巨体が突然遠ざかる方向へ走ったが、こちら側だったら、到底逃げ切れないスピードだった。このくらい怖いんだぞうと威嚇だったのだろうか。右はライラックニシブッポーソー。
 キリンは警戒はするが、いたって穏やかである。2〜30mくらいまでなら大丈夫のようだ。鳥類やサルなどは、手が届かないこともあり、さほどに逃げる様子はないが、それでも5〜10mくらいだろうか。

マニアラ湖

 タランギレからマニアラ湖までは50kmくらい.。公園は大地溝帯の底にあり、ホテルが”へり”にあるので、標高では100m?くらい登らなくてはならないが、この道が恐ろしく酷い。日本の林道などの比ではなく、大水が出て干上がった川に近い。タランギレを出たところで編み籠などを売っていたところで子供たちと記念撮影。右はその近くにあったカエンキセワタ。
 マニアラ湖の近くで牛を追っていたマサイと。気軽の撮影に応じてくれたが、これはスワヒリ語堪能の日本人ガイドがいたせいかも知れない。右はレイクマニアラの部屋から公園を見たところ。この後、また酷い道を通ってこの公園まで降りる。
 マニアラ湖国立公園は、タランギレよりさらに木が濃く、ちょうど日本にもよくあるような森で、ジープ1台が通れる道があり、そこを通って動物を探す。最初にブルーモンキーに出会ったが、これは木の高いところにいて、確認するのがやっとだった。
 マニアラ湖も例年より多く、いつもならカバを見るのに良いポイントが、水の埋もれてしまい、カバはいつもの場所にいるようだが、遥かに遠かった。それでも、ときおりでかい声が聞こえたので、象もそうだが、声は数kmのオーダーで通るようだ。
 全体的に動物達は、そこそこ人(ジープ)慣れしている。1枚目のディグディグは4〜5mの距離。ちなみにこれでも大人。次はバブーンの親子。
 フラミンゴ。いつものことだが、鳥類は種類が多く、遠く、小さく、なかなかいい写真は撮れない。それにマニアラ湖からウゴロンゴロを過ぎて、セレンゲティーに入るあたり。ちょうどマサイの子供たちが通りかかった。ガイドから彼らだけを被写体にすると嫌がるから、あくまで自分達を撮るふりをして、一緒に撮るようにとの依頼。こんな写真になった。

セレンゲティー

 ゲルバトラック。荷台にマダガスカルでご一緒したNさんがいる。彼らは200日間のアフリカ縦断をやっているのだが、何が一番大変か聞いたら「人間関係」との答えが返ってきた。
 トラックの後ろに広がる草原がセレンゲティー、いわゆるサバンナでどこまでも広い。広過ぎて良く分からないのだが、時折、右にあるような岩山がある。
 草原のほぼ中央に位置するセロネラワイルドライフロッジ。なかなか豪華。右中央のポチはゲルバの参加者で、このときの旅行記”タムタムアフリカ”(山と渓谷社)を出版している。
 一人350ドルの贅沢バルーサファリ。世の中で一番静かな乗り物とのことだが、バーナーを止めているときは、確かに静か。それにエレベーターほどの加重もなく、当然だが風もない。
 風の向くまま。気はいくら向けても風の向くまま、何ともならない。動物も多少は見えるが、滑るような空からの景色は動物を見るサファリではない。1時間ほどで降下、シャンペンで乾杯。少し移動して、草原の真っ只中で朝食となる。上記の本の中にこの朝食風景の写真が載っていて、私も写っている。
 カンムリヅルとブチハイエナ。ハイエナは家族で、親子の姿はそれなりにほほえましい。だが、一頭一頭は可愛げのない顔だ。
 木登りライオン。蝿避けに木に登るそうである。3日間のセレンゲティー滞在で、ライオンは3〜40頭見えた。右はチーターの家族。ちょうど餌を食べ終わって、お互いに舐め合っているところ。ここのチーターは親よりジープを先に見ているというくらいにジープには慣れていて、餌でも敵でも危険でもないことを十分に知っているので、日除けで車の下にもぐり込んできた。ちなみにライオンもチーターも一番の敵はお仲間である。
 シマウマとヌー。シマウマは目が良く、ヌーは鼻が良いので一緒にいることが多いと言うが、ここでは圧倒的にヌーの群れの方が大きい。右は、その大群の中に入って撮影したもの。全周がこれで、遥か遠く線になるまでヌーだった。

ンゴロンゴロ

 180万年前の原人化石の出たオルドバイ渓谷。小さな展示館もあり、その近くでマサイのおばちゃん達がビーズなどの土産物を売っていた。右は草原のインパラ。
 マサイ村見学。ジープ1台で50ドルと高額だが、ケニアだと一人50ドルくらいになるそうだ。雨季のため、草原は花が咲いてきれいだが、土はぐしょぐしょ、やぎの糞などが混ざって、この後泥落としが大変だった。というくらいに見学に適しておらず、かえって本格的なマサイ村なんだなあと思う。最後の写真の後ろに見えるのが家で、狭くて、暗くて、やぎまでおって、長居無用。
 ンゴロンゴロワイルドライフロッジ。現地の二人は慣れなれしいウエイターのようだが、よく覚えていない。右は部屋の様子で、このでかい窓からンゴロンゴロクレーターが見渡せる。ただし、雨模様ではっきりしなかった。
 クレーターに下りる道は限られており、ロッジのすぐ近くのが大水で通行できなくなっているため、反対側まで行かなければならなかった。クレーター直径が17kmあるので、その道まで約20km。これが日本の林道を遥かに超えるレベルの悪道で、2時間近くかかった。後ろ側が緑になっているのは、花がこれから咲き登る途中なのかも知れない。シマウマにヌーに鳥に花、緑の草原。天国でもこんなものではないだろうかと思うくらいの景色が広がっていた。

帰路

 マニアラ湖に下りる途中にいたバブーン。右は我々がずっとお世話になったランクルとガイドドライバーのトムさん。
 ティンガティンガの作者ジャフリー氏の店での記念撮影。100ドルの絵を80ドルくらいに値引きしてくれたのだが、私の欲しかった絵は特別で150ドルだというので、結局表札1枚10ドルだけになった。それと最後の最後にちょっと顔を見せてくれたキリマンジャロ。また、エチオピア航空に乗って、帰国。
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